MOVIE

  1. HOME
  2. 対談ムービー
  3. <超高齢社会×ラーメン>#3-2 ラーメンが健康食に!?「幸楽苑」のアイデアマン
対談風景

<超高齢社会×ラーメン>
#3-2 ラーメンが健康食に!?「幸楽苑」のアイデアマン

上条 ラーメン屋さんというイメージが、お話していると変わってきます。そのようなこともラーメン屋さんでできるということ、健康を意識することもできるということを、あらためてというか、初めて思いました。

新井田 そうですね。

上条 イメージがありませんでした。

新井田 本当にそれは社長として私の思いでもありますが、やはり一人でも多くのお客さまにラーメンを好きになってほしいというか、愛してほしいという思いがあるので、ラーメンやラーメン屋さんに対するイメージというのは、さっき言いましたように、ラーメン=不健康、ラーメン屋=汚いなど、いろいろな負のイメージがありますが、それを払拭していきたいという思いがあります。ですので、商品もそのようなものも作っていますが、秋葉原のお店はカフェ風のおしゃれな外観で造りました。

対談風景

山本 カフェ風の外観のラーメン屋さんですか。

新井田 そうです。カフェ風のいでたちの幸楽苑というのを造ったのです。

山本 秋葉原に。

新井田 秋葉原に。リニューアルですが。前は本当に普通の黄色い看板の幸楽苑だったのを、グレーで真っ白というか、おしゃれな、一見、カフェかと思うようなお店を造りました。

山本 新井田社長は、アイデアマンですね。

新井田 いろいろ考えてはいますね。世の中、変化が激しいので、絶えずわれわれも変化していかないと、やはりお客さまの嗜好の変化も早いですし、そういう意味で、いろいろスピーディーに変えていきたいと思っています。

山本 なるほど。強い種が生き残るのではなくて、変化に強い、変化できる人だけが生き残るということですね。

新井田 そうですね。ダーウィンです。

山本 いや、素晴らしいです。

新井田 いえ。

山本 海外も今、展開をしていらっしゃると拝見したのですが、タイで5店舗ですか?

新井田 そうです。しかし当時は一旦撤退しようということになったんです。うまくいかなくて、2店舗まで縮小して完全撤退を考えていたのですが、たまたま向こうのお店の土地のオーナーさんが、タイの財閥の方で、やめるのはもったいないから、是非うちと先方と合弁でやりませんかというお誘いをいただきました。先方の財閥グループの中に、プレジデントフーズというタイの上場企業、いわゆる日本でいうと日清食品さんのような、即席麺、袋麺を作っている会社があり、そこと幸楽苑で合同事業、ジョイントベンチャーで、3年前からもう一回、再挑戦ということでやり直して、今5店舗まで増えました。現地のことはやはり現地のパートナーに任せるのが大事です。

山本 地場の方々と一緒に仕事をするというのはとても大事なことですね。

新井田 だから、それまでは自分たちのいわゆる思い込みというか、日本人だけの思い込みで味やデザインなどをやっていましたが、逆にそれは非常にずれていたので。それで流行らなかったというのもあると思います。

山本 やはりそのように組む相手が見つかると、日本のラーメンがとてもよく入っていくのですね。

新井田 そうですね。

山本 とても大事なことですね。

上条 味はタイ風になってくるのですか。少し変えますか?

新井田 基本は日本の幸楽苑のラーメンなのですが、タイ用に「トムヤムクンラーメン」なども置いてあります。

山本 「トムヤムクンラーメン」。美味しそうですね。

上条 美味しそうですね。

山本 日本では「トムヤムクンラーメン」は?

新井田 「トムヤムクンラーメン」は今は販売していません。

山本 していないのですね…。食べてみたいです。

新井田 今度、逆輸入で試してみようかと思います。

対談風景

山本 幸楽苑が世界にどんどん出て行って、さらにそこで世界で培った味が戻ってくるというのも面白いです。

新井田 そうですね。逆輸入ラーメンなどができたらいいですね。

山本 世界の味を楽しめる。

新井田 そうですね。インドの「カレーラーメン」とか。

上条 すごい!アイデアがすぐに出てきますね。

山本 これからはグローバルなので、日本の外食産業は、世界で充分通用するかもしれませんね。

新井田 そうです。特に、ラーメンという食べ物は、世界で通用する食べ物なので、幸楽苑をグローバルに広めていきたいという夢はあります!

山本 素晴らしいです!

関連記事