<超高齢社会×婚活>
#2-1 100組に1組が「IBJ」で結婚
日本の結婚カップルの100組に1組が「IBJ」で結婚している
上条 では最初に自己紹介からお願いします。
石坂 はい。IBJという会社の代表をしております石坂と申します。わが社は簡単にいうと結婚相談所を運営している会社なんですが、特徴としては単純に店舗運営をしているというよりは、日本の結婚相談所のインフラを提供しています。ネットワークですね。それによって日本で最も結婚カップル、成婚数を生み出していて、去年だと6132組。日本の結婚カップルの1パーセント以上を生み出すことに成功しました。
山本 素晴らしいですね。
上条 すごいですね。
山本 100組に1組はIBJで結婚していると。
石坂 計算上はそうなりますね。
上条 すごいですね。メチャメチャこの超高齢社会に貢献されている。
山本 素晴らしいですね。
石坂 はい。結果的にはそうなるかもしれないんですが、結局、未婚化、晩婚化というのが国内で問題となって久しくなっておりますので、そこを真正面から解決しようと考えています。結果的にはお子さんが生まれて、少子高齢化にもある程度、歯止めをかけられたらいいなという願望も持っています。
上条 もともとこの事業を始められたきっかけは、何だったんですか。
石坂 もともと私、銀行員だったんですけれども、その銀行が結構、集約して合併していく中で日本でもちょうど1999年から2000年というのは起業ブームがあって、ITを中心に。そのITで何か、日本の社会問題を解決できないかと思ったんですよね。そこでちょっと在庫を抱えるような仕事というのは、銀行員だったのであまり嫌だと思って(笑)情報課金できるサービスを考え、そしてあまり巨大な競合企業がないような分野を考えていたら、当時「婚活」という言葉はなかったんですけれども、結婚情報サービスといってたんですが、その分野は将来的には有望ではないかなと思ったところがきっかけです。
上条 それは何年前ですか。
石坂 それはちょうど2000年なんで、今からもう19年前。
上条 19年やられてきたんですね。それで婚活ナンバーワンに。
石坂 そうですね。何をもってナンバーワンというのかは非常に難しいんですが、今年の前半の集計で結婚を目的とする会員数を抱えている会社では6万4000~5000人くらいの会員がいるので、そういう意味(会員数)ではナンバーワンです。でも本当に私が強調したいのは、会員数よりもお客さんが求めているのは結婚することなので、成婚カップル。これで日本でナンバーワンという方が本当はありがたいなと思っています。
山本 6万5000人ぐらいの会員がいらっしゃって、毎年6000人強が結婚していらっしゃる?
石坂 厳密にいうとお見合いによって婚約に行きつく方というのは、5000組ぐらいなんですね、去年。その他に、実はパーティーや婚活サイト、合コンのようなお食事会などで結婚するという方もいらっしゃって、そういった方をちゃんと調査して結婚まで至った方をジョインすると、6100組というのが去年のデータなんですね。