<超高齢社会×空間シェアリング>
#8-2そこまでやる!?TKPのブランドクオリティーへのこだわり
そこまでやる!?TKPのブランドクオリティーへのこだわり
(※この対談は2020年3月18日に収録されました)
山本 当社も上場記念パーティをTKPさんでやらせていただいて、ごはんがすごく美味しくてご来場者様にすごく好評でした。料理の提供もTKPさんでやっていらっしゃるんですか?
河野 はい。ホテルの宴会場が我々に変わった時に、厨房とかキッチンがありましたので、そこに料理人の方々も、プロのホテルの料理を作る方々を雇いまして、提供しております。これをやることで、TKPの運営している貸会議室はどの店舗でもホテルの料理をケータリングしたりホテルのサービスを持っていったりできるようになったのがすごく大きいかなと思います。
山本 TKPブランドはどの会議室もきれいで統一感がありますよね。TKPさんの会議室はそれぞれ内装なども似ているように感じるんですけど。
河野 そうですね、グレード別に内装は分けて統一させてますので。
山本 借りるときに安心感がありますよね。
河野 全国どこに行っても、「これTKPだ!」と。
この椅子を見たら「TKPだ!」と。椅子も作っているんですよ。
山本 椅子も作っているんですか!?
河野 はい、東南アジアのある国でラインを持っており、ずっと座っていても疲れない椅子を作りました。スポンジを密集させて作っています。
山本 こだわりがおありですね。
貸会議室でもこだわって、ブランドで統一感を持ってどこに行っても安心して使えるというのは大事なことですね。
椅子も作っていらっしゃるのは存じ上げなかったです。
上条 知らなかったです。
河野 あと、旅館もやっているんですよ。
山本 旅館もやっていらっしゃるんですか!?
河野 平日お客様があまりいないような旅館は、座敷を会議室と宴会場に変えて、机とか椅子もTKPの普段の会議室の物を持ってきて、旅館と言いながら平日は企業で研修もできる旅館にしてしまったんです。
山本 そういうノウハウは旅館には無いので嬉しいかもしれないですね。
河野 B to Cだけをやってしまいますと、平日は日本人が来ないから中国人を入れようという発想にしかならないんですけど、週末は個人で平日は企業の方に使ってもらおうという発想になれば、平日は企業の皆さんが動いていますから企業の方に使ってもらえれば稼働が上がっていく、という発想を入れました。
山本 意外と研修できる良い場所というのは限られているんですよね。当社も営業研修でいろんな所を探しているのですが同じ所になりがちなんです。それもTKPさんのブランドで同じようなクオリティが保たれていれば、場所を変えてもやりやすいですね。
河野 どこでやってもいつも使っているTKPの机と椅子とホワイトボードがあって、Wi-Fiがちゃんときているという、これが必要だと思います。
山本 なるほど。実際当社も株主総会でもTKPさんを使わせていただいています。
河野 ありがとうございます。
山本 駅前の物件なんかも結構あるじゃないですか。
河野 駅徒歩5分以内と決めているんです。
山本 やっぱりそうなんですね。本当に駅近の物件が多いので、株主総会での利用時は株主様からも好評です。アンケートをとったところ、非常に場所が良かった、といただくことが多い。株主様は毎年いらっしゃる人数が違うので、自社で準備するのは相当大変なんです。TKPさんはお部屋もサイズがいろいろあるので、来場者数によって部屋を変えられるのは非常に助かっています。
河野 ありがとうございます。
本当にその通りで、直前になって人数が増えたとか減ったとなった場合には、我々は同じビルの中に色々な大きさの会議室を持ってますので、 臨機応変に変えることができ、そういう意味ではフレキシブルに会議をしていただけます。
山本 これ本当に今まで無かったんです。融通が利かなかったですもんね。
これってすごいことだなと思います。
上条 そうですね、介護業界も真似できるところがありそうです。
山本 空間シェアリング、そうですね。
上条 デイサービスとか、昼間しか使っていないところを夜、若者が使うとか。何か吸収できるものがありそうですよね。
山本 空いている時間、使われていない時間を活用するということが御社が1番やってらっしゃるビジネスモデルなんですよね。
河野 そうですね、「空間シェアリング」というビジネスモデルです。
この使い方だと確かにこの時間にこのスペースは空いてしまうけれども、違う使い方をしたら、実はこの時間にこのスペースは必要だ、というふうに考えるとより効率的にスペースが利用できますよね。
レストランには昼と夜とあって、昼間の時間は空いているわけですよね。中華ですと飲茶タイムとかあって皆さん色々考えられているとは思いますけど。とにかく空いていても固定費でお金を払っていますから、そこで稼いだ分はまるまる利益になるわけです。
そういう発想を入れていくとより収益力も上がるし、余分なものが出ない。無駄なスペースが出なくなるのは良いことではないかなと思っております。