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<超高齢社会×テレワーク>
#6-1 学生起業家から東証一部上場へ!テレワークで日本を変えるブイキューブ

「学生起業家」から始まって「東証一部上場」まで

(※この対談は2020年1月21日に収録されました)

上条 山本拓真の、『超高齢社会にイノベーションを巻き起こせ!』。本日のゲストは、株式会社ブイキューブ、間下直晃社長です。本日はよろしくお願いいたします。

間下 よろしくお願いします。

山本 よろしくお願いします。

上条 それでは最初に、間下社長の自己紹介と、ブイキューブの事業紹介をお願いいたします。

間下 私は1977年に東京で生まれ、大学時代にこのブイキューブという会社をつくっています。もともとはアルバイトの代わりとして始めました。ホームページを作ってみないかということで、当時、世の中はまだまだホームページが生まれたばかりだったので、そこに興味を持ち、ホームページを作りたいというお客様に対してホームページを作るところからアルバイトが始まりました。でもこれが面白く、友達を集めてだんだん大きくなっていくうちに、これを会社にしようということでつくったのが、この株式会社ブイキューブなのです。

株式会社ブイキューブは一般の方がご存じの世界でいえば、いわゆるテレビ会議やウェブ会議を中心に提供をしています。今ですとテレワークや遠隔教育であったり、遠隔医療であったり。今まで必ず「会わないとできない」、会社もそうですが、会社に「行かないといけない」。お医者さんも「行かないといけない」。先生も、「目の前でなければ教えられない」。こういったものが今、どんどん変わってきています。その仕組みを、映像を使って実現しようとしているのが、このブイキューブという会社になります。

山本 学生起業家から東証1部上場まで実現されて、素晴らしいですね。

間下 ありがとうございます。

山本 元はホームページ制作から始められたのですね。

間下 そうですね。

山本 ホームページ制作から入られて、ブイキューブという会社をつくってから、動画を扱うようになられたのですか。

間下 そうですね。きっかけは、2003年にアメリカに会社をつくったことからです。

山本 アメリカに。

間下 はい。これは当時、ホームページから始まったのですが、だんだん色々なシステムをつくるようになり、2003年頃は携帯電話のアプリケーションを作っていたのです。当時でいうところのiアプリです。まだスマホはありませんから、ガラケーで動くiアプリを作っていて、これをアメリカに持っていこうと。当時、実は日本のほうが進んでいてアメリカは遅れていたので、チャンスがあるかもしれないということで、持っていこうとして作ったのがブイキューブUSA。今もありますがアメリカの会社なのです。

ただ、アメリカと日本の間のコミュニケーションはすぐぶつかるわけです。出張には限界があるし、電話やメールではらちが開かないし。それじゃあ「テレビ会議を買おう」という話になったのですが、高いのです。

山本 そうですよね。

間下 当時1000万円ぐらいしていて。

山本 そんなにしたのですね!

間下 とても当社では買えないと。しょうがないから自分たちで何か作ろうかということで、今のCTO(最高技術責任者)に作ってもらったのが、簡単なソフトを使ったテレビ電話の仕組みでした。これでまず、日本とロサンゼルスとのコミュニケーションを始めたのです。当然メインで使っているのは私ですから、毎日、文句を言うのです。そうすると目の前にいるCTOが、毎日直してくれるじゃないですか。半年ぐらいすると「これは良い、これなら売れるのではないか」という話になったのが、2004年です。

「では売ってみようか。多分、こういうふうに困っている会社が他にもいっぱいいるはずだ」と売り始めたのが、2004年です。そのときも、システムを一括で売りますとなると、また何百万円となり、買える会社が限られてしまうので、どちらかというと、月々いくらで簡単に使えるようにしていこうと。当時でいうところのASP、今でいうSaaSやクラウドという形になりましたが、そういった形でのサービスを2004年から開始したのが、今の事業のベースになっているのです。

山本 なるほど。自分が必要だったから作った物が、主軸になったのですね。

間下 そうですね。実はほとんど当初の製品は、我々が困っていて、その困っているものを解決したくて作った物が多いのです。

山本 素晴らしいですね。

間下 なので、自分たちがメインのユーザーで始めているものが多いのは、ある面で強みなのかなと思います。


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