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<超高齢社会×婚活>
#2-2 1年で1万2000人の赤ちゃんに寄与

もう60代、70代は普通。80代も活躍されている。

石坂 もう一つは、実は一般の企業を定年退職60歳、65歳ぐらいで今もされている方は多いと思うのですが、我が社の加盟店の仲人さんというのはそれこそ60代、70代はもう主役なんですよね。やっぱり若い方の結婚、独身者の結婚をお世話するのに、それなりの年配の男女の方というのは信頼がある。それからお世話したいという、若者のためにそういうマインドにあふれてるんで。実はもう60代、70代の方は完全に私のイメージからいうと仲人さんはもう大きな生産人口なんですよね。

山本 やっぱり60歳、65歳、だんだん就職しづらくなってくる年齢ではあるのですが、まだまだ社会で活躍できる場がたくさんあるということですね。

石坂 だから一番、結婚相談所の経営者で多いパターンというのは、そろそろ定年退職が見えてきて奥さんは子育てから離れて、先に奥さんが結婚相談所を開業してやり始める。事業として小さくて強い事業として軌道に乗りそうになると旦那さんも定年退職を早めてそこにジョインするみたいな、そういう方が非常に多いです。だからそこからが事業の本番なんで。もう60代、70代は普通に活躍されている。関西で最も活躍してる仲人さんは80代ですね。

山本 80代ですか!

石坂 1人でやってます。

山本 1人で!

上条 すごい!後期高齢者ですよね。

石坂 でも全然、今は人によってやはり年齢というのは、実際の年齢と健康年齢とは違いますから。若々しくやっぱり仕事しながら。

山本 やはり仕事をしているほうが若々しくずっと老後も楽しく過ごせるんですよね。

石坂 しかも若い人をお世話して接する機会が多いですし。結婚するというのは、もちろん収入にもなるんですが、それ以外のもう結婚するというだけで喜びもありますし。その方が巣立っていって結婚式の写真の葉書を送ってくれるとか、子どもが生まれましたとか。

山本 人の幸せをつくる仕事って素晴らしいですね。

石坂 だから非常に大変なことも多いのですが、やりがいのある仕事だなといつも見てますね。

山本 私は日本の超高齢社会の支援とか子育ての支援をITでやっているのですが、高齢者になった瞬間に、60歳、65歳になったときに、就職するところがやっぱりなくなって、人との触れ合い、社会との触れ合いがなくなっていくことによって、だんだん体が悪くなってくる方が非常に多いというのはデータとしても出ておりますので。そういう中で、社会と触れ合う、人のためになる、そういうお仕事を創出していく、65歳以上の人が社会で活躍できる場を作っていくのが日本の活性化にすごく重要ですね。

石坂 ある程度健康であれば、多少弱っている部分があっても結婚相談所の仕事はできるので。そんなに体力が必要なわけでもないし。パソコンや少しスマホはいじれた方がもちろんいいんですが。それは若い人とのコミュニケーションに必須だからなんですが。自分のペースで時間もそんなにフルタイムの勤務じゃなくできるので。非常にマッチしたサービスじゃないかなと思いますね。

山本 じゃあまさに超高齢社会の日本にはピッタリな仕組みですね。

石坂 はい。とは思ってはいるんですけど、自分では(笑)

山本 私が結婚(婚活)のゾーンはちょっと知らなかったので、今日教えていただいて、高齢者の活躍の場を作るということについては、結構色々な自治体で取り組みをやっていたりするんです。もちろんシルバー人材センターとか。そういう普通のお仕事として働くというのも大事かもしれませんが、個人事業主として、そういった仲人になるというのも一つの選択肢としては面白いかもしれないですね。

石坂 やはり人と接したり、若い人とコミュニケーションすることで自分もやっぱり気持ちを若くしてなければいけないし、身ぎれいでないとなかなかサービス業なので難しいじゃないですか。だからそういう意識が高まることで、いつまでも若々しいお仲人さん、本当に多いですよ。

山本 人生100年時代ですからね。80歳でも現役で若者の活性化に一翼を担えると 。 素晴らしいですね。

石坂 ありがとうございます。

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