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<超高齢社会×空間シェアリング>
#8-4 日本の老後にもっと自由を!TKPの空間シェアリングが「老後の夢」を実現!?

「今からがスタート!」元気な高齢者たちのそれぞれの生き方

上条 この間ロンドンに行った時に障害者用の遊びとか休息だけを目的としたいろんな別荘店舗みたいなところがあったんですよ。そこは2週間とか滞在できるんですけど、ケアを目的としているわけではなくて、ケアもあるんだけども楽しい事がいっぱいあるアクティビティ施設みたいなのが何店舗もあって、遊びを目的にして「さあ、そのためにどうしよう」みたいな。日本ってそういうのがないんですよね。

山本 ないですね。

上条 ないんですよ。障がい者も高齢者も全然ないので、そういうのが日本に入ってくると、、、

河野 すごい、お目が高いですね!でもヨーロッパってそうなんですよ。本当にターゲットを絞ったホテルはいっぱいありまして。
子供のためだけのチャイルドホテルとか、今言っていた高齢者のためのホテルとか。あとセミナーだけのためのセミナーホテルとか。本当に分かれているんですよ。カップルだけのためのホテルとか。だから日本ってどうしても総合ホテルってなっていてリゾートホテルとかビジネスホテルもある意味総合ですけれども、本当に特化したホテルがこれから主流になってくると思うんですよね。
そういう意味で高齢者の方々が一緒に楽しめるようなホテルというか、泊まる宿泊施設というか、マンションというか、そういったものをどんどん提供していければ、少子高齢化の問題は一気に解決します。バリエーションが広がることが大事で、「高齢者だったらここにいなきゃいけない」「これしかやっちゃいけない」というのが一番良くないですよね。

山本 良くないですね。

河野 それを持ったまま死ねるわけじゃないですから、持っている資産をうまく使って自分のQOLを「今からがスタートだ」と高齢者のバラ色の世界を作っていくと、非常に社会が活性化するような気がします。

上条 「規範意識」って日本人ならではで良いところもあるけれど、やはり今の時代ちょっと生きにくくしているのかなというのは感じているんですよね。
自分自身がどう生きたいのかを考えて言葉にできなかったら用意されているものじゃないし、それぞれ皆違うんだから自分の生きたい姿は何なのかを、それぞれ考えなきゃいけない時代がもう来ていますよね。

山本 特にこれから団塊の世代の方々が高齢化していきますので、今の70代・80代の方とはちょっと違うと思うんですよね。団塊の世代の方々が75歳ぐらいになってくる時、趣味趣向も生活も全然違うと思うので、先ほどのロンドンみたいにヨーロッパ型の形にならないと、そもそもニーズをもう吸収できないかもしれないですね。

河野 全体でやろうという発想はそれはそれで良いんでしょうけど、そこからやっぱり個別に自分の生活を自分で作っていきたいという人がいっぱい、これから元気な人(高齢者)がいっぱいいますからね。

山本 そうですね。

河野 そういった方々のニーズを満たす、そういう事業を是非やってください。(笑)

山本 是非一緒にやらせていただいて。(笑)

上条 よろしくお願いします。(笑)

山本 今日は河野社長どうもありがとうございました。TKP様、河野社長とは結構長く昔から存じ上げていて、創業の経緯なども今日色々詳しく教えていただいて、そんなにスペースが空いているんだなということでビックリしました。
言われてみると介護でも空いているところって結構あったりするので、まだまだビジネスチャンスというのは広くあるんだなと気づきましたし、まだまだ変えていけますね。やっぱり貸会議室だけじゃなくてホテルもシェアオフィスも、空間のシェアリングはすごく面白いなと思いました。
これからもTKPさんは世界に誇る日本のTKPになっていくんだなというのを感じて非常に楽しかったです。どうもありがとうございます。

河野 私も B to C の世界に B to B のお客様を入れることで、平日はB to B、土日は B to C という形で旅館とかリゾートホテルとか企業の保養所とか、良くしてきたつもりでいたんですけど、今日の発見は「高齢者の方は平日いる」ということが分かりました。
ヘルパーの方をもっともっとファジー的に、「誰でもヘルパーはできる」といったものに仕立てあげていくことで、世の中が、特に平日の活性化が進むんだなぁということが分かりましたので、非常に良い勉強になりました。

山本 ありがとうございます。今日の対談は非常に楽しかったですね。

上条 はい、勉強になりました。

河野 またなにか一緒にコラボレーションできることがあれば。

山本 そうですね、是非色々アイデアを出しながら、日本全体を良くしていって。私はこの超高齢社会を明るくしたいとずっと思っていますので、色々お知恵を借りながら今後も色々ご一緒していただければと思います。
今日はどうもありがとうございました。

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