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<超高齢社会×空間シェアリング>
#8-3 平日の経済は高齢者の介護によって大活性化する!?ゲームチェンジが日本を救う

「使いたいのに使えない資産」で高齢者の方々のQOLを高めるためには?

河野 あとは日本の場合60歳以上の高齢者の方々が金融資産を持たれている。

山本 そうですね。

河野 その金融資産をどう使うかというところが QOL を高める上でも、このまま持っているだけじゃなくて消費するんだ、と上手くナビゲートできると、彼らにとって もっとより良い充実した暮らしもできますし世の中的にもそのお金が回れば、若い方々の仕事ももっと魅力的な仕事になっていくんじゃないかなと思うんですよね。

山本 おっしゃる通りですね。資産として置いているだけじゃ意味がないですからね。やっぱりそれを使うことでフィードバックというか、ちゃんとした体験も戻ってきて皆が良くなりますよね。

河野 そのままでは相続する、もしくは税金で相続税を納める、っていうことで2つに分かれていくだけじゃないですか。

山本 そうですね。

河野 自分はこのまま老後になって、それはそれで良いんでしょうけど、やっぱり自分のQOLを高めるものにまず使って、余った分が本来流れるべきだと思うんですよね。そういうことをわからないので、どうしても『貯める・貯める・貯める』でずっと日本人は教わってきてしまっている。それをうまく使うんだ、ということをやるだけでも社会は変わっていくんじゃないかなと思うんですけどね。

上条 私の働いている小規模多機能型居宅介護というのは、地域のお爺ちゃん・お婆ちゃんたちと一緒に、例えば「今日はお寿司を食べに行こう」とか「今日は何丁目の天ぷら屋さんに行こう」とか、一緒に地域のお店を周って買い物をしたり、ご飯を食べに行ったりというのを毎日毎日やっている、というのが私たちの仕事なんですよね。だから、お金を地域に使っていくという。お爺ちゃん・お婆ちゃんたちが移動して、その場所に行きさえすれば、お金って使いたいんですよ。でもその補助がいないと使えないから、貯めてしまうしかないというのも現状あるんですよね。

河野 いやもう百貨店とかね。問題は平日ですよ。土日は来るんですけどね、お客さん。平日ですよ。高齢者になったら土日は来ないで欲しいと、今思いましたね(笑)。 
平日多く来るような仕組みをこういった商業施設だったり、百貨店と組んでいくと更にいろんなことができますし、地域のお店もそうですね。活性化しますね。

山本 すごく目からウロコですけど、使いたいけど自分が行けないから使えないんですね。

上条 そういう現状があります。

河野 時間的な制約がありますからね。僕が先ほど言った B to Bに、人に平日使ってもらうという発想が、 B to C だと高齢者の方に使ってもらうという。これは世の中が変わるんじゃないですかね、シェアリングですね、本当に。

山本上条 そうですね。

山本 それはヘルパーさんとか介護職の方が連れて行くことで実現できるってことですよね。

上条 今それが現状なんですが、ただ介護の認定がおりている方だけがそういう状況になっているかっていうとそうとは限らなくて、まだ認定がおりてないんだけれども、そこまでじゃないんだけど、でも外出は一人でできない方もいらっしゃる中で、介護職だけが連れて行ける状態ではない、ということなんですよ。ということは、介護職以外の人も介護の技術とか知識をちょっとでもいいから持っていただけると、誰でも連れていける社会になると。

河野 例えば最近日本交通とかでもタクシーの運転手が買い物の手伝いをしますよ、とかありますよね。だから百貨店の人も外商も営業マンも販売員も、そういったプラスαがあればより売上げも上がるし、社会のためになるんだということが出せる。これはもう補助金云々じゃないですね。ビジネスとして成り立つ。

上条 日本の産業が。そうなんです。

山本 介護職の資格がなくてもやり方さえわかっていればある程度できる部分と、要介護状態のレベルが軽くなったらもうちょっと楽ですしね。

河野 介護にもレベルがありますからね。

山本 上条さんが見ていらっしゃる方は結構介護度は重いですよね。

上条 そうですね、要介護3以上の方の方が多いです。

山本 となると専門的な資格がないと難しいと思うんですけれども。

上条 そうなんです、そこを私たち専門職が補うので。

山本 要支援とかもうちょっと手前の一次予防に二次予防の方は、一般の産業の方がそういった知識をつけていただくだけで変わるんですね。

上条 電動車椅子は自分で運転できるけど、お店に行ったときに何かサポートできるようなスタッフがお店側にいたら、だいぶ変わるのかなと思います。

河野 トヨタ自動車の「未来の形」というのを見せてもらって、 DVD のね。車椅子がそのまま車になったり、運転したり、また車椅子に戻ったりするんですよね。世の中どんどん変わりますね。

上条 それが実現可能な時代になってきたということですよね。

河野 そうですね。介護者がいなくても自分でもできるし、介護者がいても当然できるし、という世界が実現されるとますます活性化する世の中になっていきますね。

山本 「シェアエコ」の時代ですね、やっぱり。

上条 そうですね。

河野 百貨店とかも若者だけじゃないですから、皆さんどうですかね。外商の方が来たりする富裕層の方々はそうなのかもしれませんけど、でもいろんな方々が本当に利用できるように平日介助してくれて買い物できるというのは、そこの百貨店の前まで行けば、あとはやってくれるということで良いわけですもんね。販売員がいっぱいいてもしょうがないですもんね。かといって買う人だけ案内してレジするだけじゃなくて、その空いている時間がもったいないですもんね。空いている時間に介助を兼ねて高齢者の方々にいろんな景色を見せてあげたり、屋上だってあったり、中に美術館があったりするわけですから、百貨店とかショッピングセンターとか、平日が生き返るようなイメージが湧きますね。

山本 販売員の空いている時間を介護というか、ヘルプしていただく時間に変えていただくと(笑)

上条 ヘルプサポートみたいな感じで関わっていただけるとね。

山本 良いですね。それもある意味シェアエコですね(笑)

河野 そうすることで本来買い物されなかったはずなのに買い物されれば、プラスの収益が生まれますし、人件費も出ますよね。

山本 そうですね、経済が活性化しますね。やっぱり60歳以上の方が持っている資産は相当多いですからね。6~7割とかですよね。

河野 逆に言えば「土日は介助致しません」と。「平日の月火水木は介助します」みたいな。それが良いですね(笑)

山本 平日どんどん出てください、と。

河野 月曜・火曜だけでも良いかも知れませんね。

上条 ヘルプ割みたいな(笑)

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