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<超高齢社会×丸川珠代>
#7-3 アフター東京オリンピック、日本はどうなる?丸川珠代先生の新しい発想

アフターオリンピック、日本はまだ大きな成長の種を持っている

(※この対談は2020年1月25日に収録されました)

山本 では先生、次はアフターオリンピックですね。日本人はアフターオリンピックを心配していると思うんですけど、私は杞憂に終わるんじゃないかと思っていまして、オリンピックを契機に日本はより元気な社会になっていくんじゃないかなと思っているんですけれども、是非その辺の展望も教えていただければと思います。

丸川 少なくとも東京はまだまだ、これから2020年の後に向かって色々な成長の種を大事に持っている状況なので、本当に2020年の後が楽しみだなって私は思っているんですね。オリンピックにどうにか間に合いましたが、品川の駅の移築ですね。近くに住んでいる人じゃないとわからないかもしれないですが、私は近くに住んでいるので(笑)

すごくたくさん、貨物の線路も含めてあそこに並んでいたのが、今度はリニア駅を作ることもあって、駅舎を動かしてすごく大きなスペースがあいたところを再開発をして新駅を作りましたよね。広い土地が空いたままになっているんですが、そこに大きな再開発が来て、リニアの駅も来てということで、あの付近はまだまだこれから大きな成長の種を持っています。

山本 高輪ゲートウェイの新駅ができることによって、あの付近はまだまだ再開発が。

丸川 はい、進んでいくと思いますし、都心でもオリンピック・パラリンピックでかなり工事に人手を取られていましたので、工賃が高かったんです。オリンピックの後にそれが少し落ち着くことを待って、今工事を手控えている案件がそれぞれのゼネコンさんも抱えておられるようなので、もし世界経済がこのまま比較的安定した状態で進んでいけば、そういう投資案件が次々とまた進められていくだろうと思います。

山本 まだまだ町は新しく、進化していくということですよね。

丸川 ですし、今晴海のところに選手村ができております。あれは選手村が終わりますと、5600戸の住宅に生まれ変わって、販売されます。

山本 晴海の付近にすごく住民が増えますね。

丸川 いきなり2万人弱の方があそこに移り住んで来られるので、1つ町が出来上がるんですが、今ですら中央区の晴海から豊洲までの路線は、とても交通が脆弱な地域でして、鉄道・軌道起動がありませんので全部バスで移動していらっしゃるんですね。そうするとバスが朝混んでしまって。皆銀座方面に移動していくので。なかなかバスに乗れないことがある。なので今すでに東京は鉄道の6路線、これは多摩のモノレールも含みますが、この6路線は東京の中で先に進めるべき路線になっていて、豊洲から江東区の東の方に向かって出て行く地下鉄も優先的に進められることになっているんですが、この晴海の地域も地下鉄が必要だと。そういう話が浮上してきていて、この地下鉄は将来的には南方面は羽田へ、北はそのまま東京駅からつくばエクスプレスにつなげたいという構想を描いておられて、これは何十年か…、20年ぐらいのスパンで考えられている話でありますけれども、投資が進んでいくだろうと。

山本 じゃあまだまだ新しい地下鉄もできて、住む町もできて…

丸川 なにしろ築地もまだこれからですから。都心の最大の目玉ですよね。

交通の結節点でもあり、文化や歴史のある地域でもあり、あの地域に文化の発信や、スポーツの発信ができる素晴らしい街ができれば、また一段と東京は世界からのお客さまを集めることができると思います。

山本 そうですね、世界中から注目される東京は、アフターオリンピックもずっと続きそうですね。

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