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<超高齢社会×テレワーク>
#6-4 年間で地球10周分(約40万キロ)のフライト!テレワーク導入で役員層のグローバルな働き方も変わる。

1年で地球10周する間下社長のグローバル視点

(※この対談は2020年1月21日に収録されました)

上条 間下社長は昨年、42万キロもフライト移動をされたということなのですが、どういう働き方をされているのですか。

間下 42万キロというと地球10周分ぐらいなので、ものすごい距離なのですが。

上条 地球10周!?

間下 「テレビ会議の会社の社長がなぜそんなに飛ぶのか?テレビ会議は本来、出張がなくなるものではないか?」とよく突っ込まれるのです。

山本 そうですよね、確かに。

間下 これは言い訳があって、マネジメント層と現場では、テレワークの使い方が変わってくるのです。テレビ会議を活用してテレワークを実現することによって、どこでも働けるようになるではないですか。そうなってくると、マネジメント層はいるべき所にいられるようになるわけです。マネジメント層、会社のトップの人、例えば山本さんが来てくれたから何か物事が動くとか。

山本 ありますね。

間下 来ないと話にならないことがあるではないですか。

山本 そうですね。

間下 何もしなくても良いから取りあえず来てくれということがありますよね。

山本 ありますね。

間下 いるだけで効果があるのが、トップやマネジメント層でもあるわけです。地方の支店に行って食事をするだけでも良いわけです。

山本 重要ですね。

間下 大きな効果があるでしょう。ですが例えば東京で打ち合わせがあるからとか、取締役会があるからなどと縛られていると行けないですよね。だけどテレワークができると、別にどこにいても取締役会も参加できるし、打ち合わせもできるから、いるべき所にいられるようになるのです。逆に現場のスタッフはどちらかというと、無駄な移動を減らすことができる。別にその人が行かなくても内容が伝われば良いのが、どちらかというと現場のやっていることですよね。現場のスタッフほど、移動を減らして無駄な時間を使わなくて良くなる。

会社からすると、移動コストはトップも現場スタッフも変わらないのですが、現場スタッフは人数が多いので、かなり移動交通費等にも効いてきますし、時間にも効いてくるので、これで生産性を上げられるのです。かつトップが動くことにより色々な効果を生むことができると。だから僕はいっぱい飛んでいるのだ、という言い訳になっています。(笑)

山本 なるほど、そういう訳が。(笑)

上条 より本質的な働き方になると、今までと逆転するんですね。

山本 アジア、アメリカ含めて、世界中をグローバルで飛び回っていらっしゃるから、日本だけではない色々な文化を見ていらっしゃると思うのですが、日本の超高齢社会というのは、世界に比べてもすごく進んでいるイメージはありますか。

間下 そうですね。高齢化という観点で見れば圧倒的に先進国でしょうが、色々な社会制度や仕組み自体はどうしても遅れてしまっているので、本当はもっと、例えば色々な医療の世界も介護の世界も、それこそ働き方も含めてそうですよね。もっとデジタル化をしていったりとか選べるようになってくると、もっと快適で豊かな社会になるのだろうなというのは色々な国と比べると見えてくる気はします。

医療の世界の遠隔医療にしても、遠隔の仕組みをどう活用するかは、アメリカなどに行けばかなり進んできています。逆に規制があまりないようなアジアの国などでは、もう当たり前に使われてきています。こういったことが、日本ではまだなかなか進まない現状があります。それに限らないのですが、今まで長い間に形が決まってしまっていたが故に、まだ変えられていない様々なものがあり、これをどんどん変えていければ、そもそも高齢化ということ自体は先進国なので、やれることは多いわけです。そこで出来上がったものを、諸外国に展開をしていく可能性は結構大きいのではないかと思います。

山本 やはりチャンスはあるということですよね。

間下 はい。ただし今のスピードのままやっていると、他に追い抜かれてしまうので。

山本 そうですよね。他の所が成長してきてしまいますからね。

間下 そうなのです。他の所も、高齢化がどんどん進んでいるので。それに向けた仕組みはどんどん出来ていますから。逆に日本はチャンスなのですが、このまま何もやらないと遅れてしまうという危機感はすごく感じます。

山本 日本の医療・介護は世界に比べてすごく進んでいると思いますし、そういった意味では国民皆保険で、かつ良い医療・良い介護が受けられる、すごく素晴らしい国だと思うのですが。

間下 そうですね。そこは圧倒的に進んでいますよね。

山本 そういった意味ですと、これはコンテンツとして世界に出せるものですよね。実はカナミックのシステムの中にもテレビ会議システムがありまして、カンファレンスできるようになっていたりします。あとは今、旭川医科大学と一緒に遠隔医療、遠隔リハビリなどをやっているのですが、その動画エンジンは実はブイキューブさんのサービスを使わせていただいていることもあり、非常にお世話になっています。

間下 ありがとうございます。

山本 やはり日本はまだまだ結構昔に作られている法律なので、先ほど間下社長がおっしゃったように、まだ少し「文化」や「制度」や「ツール」などがないのですよね。

間下 無かった時代に作られたものですよね。

山本 そうなのです。でもこれは変わっていくことによってどんどん前に進むと思います。テレビ会議でもやれる。
今は法律によって対面で集まることになってしまっているので、何が起きるかというと、欠席届を出してしまうのですね。つまり行かない。それが許されてしまっているので、逆にもったいないですよね。
テレビ会議がOKであれば、とりあえず参加はできて発言もできて、自分の専門職としての意見を出せるのに、今は行けないから欠席になってしまうのです。

上条 どんどんスケジュールが押していくのですよね。

山本 そうですね。いっぱいあるので。

上条 近々に話したいことなのに、スケジュールが合うの 1カ月後ですね ということになってしまうのです。

間下 「チャンスロス」という考え方もありますが。

上条 チャンスロス?

間下 コミュニケーションのやり方が変わってくると、「今すぐ」というのができるようになるのです。関係者みんなの予定を合わせるのはものすごく大変で、ここに来られる予定を合わせるとなった瞬間、おっしゃったように1カ月後などになってしまうでしょう。

山本 そうですね。

間下 それが本当に良いのかと。では例えば、そのサービスを受ける患者様や、お客様にとって良いのかと考えると、おかしいですよね。

上条 そうなのです。私は現場職なので、1カ月先に会議を延ばしたが故に、悲しいですが命がなくなってしまったとか、手遅れになってしまったケースが山ほどありました。それをなくせるのは、やはり素晴らしいですよね。

山本 そうなのです。特に働き手が少なくて、医療・介護業界も人手不足なので。やはり「文化」「制度」「ツール」などをちゃんと変えていって、できるだけたくさんの方を救えるようになりたいですよね。そうなっていくべきだと思いますし、ブイキューブさんが自社でやっていらっしゃるようなことが、すごく素晴らしいなと思います。私も少しお聞きしたことがあるのですが忘年会などもテレビ会議で、みんなで飲んだりすることがあるのですよね。

間下 人によってはそうですね。個人的には昔「飲み会だけは絶対にオンラインでできない」と言っていたのですが最近の若手はやっていますから。

山本 そこで在宅で一緒にビールを飲んで忘年会をやっているとか。

間下 最近の20代には結構そういうのが増えているみたいです。

山本 飲みニケーションもテレビ会議で。

間下 色々変わってきていますよ。

山本 本当ですね。

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