<超高齢社会×ラーメン>
#3-5 幸楽苑が超高齢社会の地域コミュニティーになる
幸楽苑が超高齢社会の地域コミュニティーになる
上条 では最後に、介護とラーメンについて、何かコラボレーションできるものはないかと思うのですが。
新井田 そうですね。やはり介護といいますと、高齢者の方のケアになってきます。高齢になってきますと、なかなかお店に行きたくても行けない方も多いでしょうから、逆に当社のほうから介護施設に出向いて行って、健康を意識した方への減塩中華そばとか、これから開発する健康なメニューを作って、それを介護施設で、われわれがおもてなしというか振る舞うことで喜んでもらうことが、地域社会への貢献になったらいいなと考えています。
山本 それはいいですね。
上条 すごくいいですよね。高齢者施設は閉鎖的な面があって、高齢者か介護職しかいないということが、実は問題視されているのです。地域の人たちが幸楽苑のラーメンを目当てに一緒に来て、おじいちゃん、おばあちゃんも食べるけれども、地域の人もそこで食べると、そこで交流が生まれます。
新井田 それはいいですね!
上条 いいですよね!
新井田 高齢者の方だけではなく、近隣の若い方などいろいろな人を呼んでコミュニケーションを図るということもいいですね。
山本 幸楽苑が一つの「地域コミュニティー」ですね!それは、素晴らしいです。
新井田 そうですね。そうなっていけたらいいです。
山本 特に介護施設に入ってしまうと、多分、なかなか美味しいラーメンに出会えないですよね。
上条 施設のスタッフも頑張ってはいます。いるのですが、施設で提供されるラーメンがあったかいかというと、少しぬるかったりとか…。
山本 なるほど。数が結構、あることが原因なのでしょうか?
上条 そうです。人数もたくさんいますし、お食事が自分のところに来るまでに少しぬるくなってしまうこともあります。
山本 塩分は思ったより抑えていますよね。
上条 抑えていますね。
山本 そうですよね。味と健康の面で どこが1番 良い頃合いなのかも含めて。
新井田 そうですね。そういう高齢者の方に美味しく感じていただけるようなラーメンも作ってみたいと、今、聞いていて思いました。
山本 健康ラーメン。「ラーメン=健康食」といえる時代が来るかもしれません。
新井田 そのような時代が来るといいと思っています。
山本 変化を生み出す新井田社長ならできそうです。「健康ラーメン」。要介護状態になっても健康的なラーメンを食べられるというのは、日本人にとっては夢ですね。
新井田 そうですね。
上条 でも、できそうですよね。
山本 そうですね。
上条 新井田社長が実現してくれそうな。 (笑)
山本 新井田社長ならきっと実現してくださると思います!
新井田 頑張ります!
上条 日本の介護食は新井田社長に任せて。
山本 介護になっても美味しいラーメン。最高です。
新井田 頑張りたいと思います。
山本 われわれの老後に、新井田社長に美味しい介護ラーメンを作っていただいて、亡くなる直前までラーメンを食べられるような老後になるといいですね。憧れます。
上条 そうですね。
新井田 ええ。私も今、46歳ですけれども、さっき、今年創業65周年という話をしましたが、100周年は見届けたいと思って計算してみたら、100周年のとき、81歳になっています。計算では。だから、そのときに自分がどういう状態になっているか想像はつかないのですが、やはり健康でいて、いくつになっても美味しい食べ物、美味しいラーメンを食べたいと思う欲求は皆さんにも共通だと思うので、そういう高齢者の方にも喜んでいただけるようなラーメンを開発したいと、今日、山本社長と上条さんとお話しして思いました。
山本 ありがとうございます。今日の出会いが、日本の将来を変えるかもしれません。
上条 そうですね。楽しみです!
新井田 はい!
<まとめ>
山本 新井田社長、今日はどうもありがとうございました。
新井田 いえ、こちらこそありがとうございました。
上条 ありがとうございました。
山本 幸楽苑さんが、なぜこんなにお客さまに愛されていて、従業員に愛されていて、地域に愛されているのかということがよく分かりましたし、私と上条さんはやはり介護業界のところで、上条さんは介護職をしていらっしゃって私はITで支援をしていますが、私としてはこの「食事」という、人間にとって一番大事なところについても何かコラボレーションができるのではないかと、今日、気付きもありました。アイデアマンの新井田社長に、今日はとても感銘を受けた上に、日本の老後、われわれの老後に健康ラーメンを食べられるように是非していただきたいので、今後も応援しております。
新井田 頑張りますので、これからもよろしくお願いします。
山本 よろしくお願いします。今日はどうもありがとうございました。
新井田 ありがとうございました。
上条 ありがとうございました。