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<超高齢社会×婚活>
#2-3 婚活市場で介護職はモテます

結婚と介護・育児のダブルケア

山本 今、例えば 我々が 地方創生などで各地域・地方に行って、その街を活性化させようとしたときに最近ぶつかってくる問題がありまして、昔に比べて晩婚化、高齢出産によって子育て中に親が介護の状態になってしまうという形の「ダブルケア」が問題になっている自治体が多くて、今の団塊ジュニア世代のちょっと下、35歳ぐらいというのは結構そこにぶつかるんじゃないかという状態で、あと5年後ぐらいがちょっと危ないんじゃないかという統計があるのですが、婚活を支援していらっしゃって、そういう介護の不安があって、結婚相手の親の介護とか、そういうことが不安で結婚に踏み切れないとか、そういった事例というのはないでしょうか。

石坂 そういったことが理由でもありますし、結婚するという意思決定をするためにネガティブな要素はすごくたくさん出るんですよ。セルフのサービス、すなわちパーティーで知り合った、婚活サイトで知り合ったという感じだと、付き合いが浅い段階でそういった問題が出てくると、すぐ交際やめちゃうんですよね。別に介護に限らずなのですが、必ずプラス面もあればマイナス面もあって、そこをきちんと話し合ってあげる立場の人がいるかどうかはすごく大事なんですよ。それは当人同士よりも信頼できる第三者、お友達でもいいのですが、そういった方ときちんと話して結婚することによって、背負い込んでしまうこともあるけれども、いいこともあるということを総合判断できるような、そういった導きができれば、介護の可能性やそれに直面しても(結婚に)踏み切ってくれる人というのは結構いらっしゃるんですよね。
ただ確かに、どんどん結婚が遅れていくことによって、そういった二つの問題が同時に生じてしまうのはあまり好ましいことではないので。なるべくやっぱり早めに活動を始めて結婚してもらいたいなというのは常に思っています。

山本 そうでしょうね。社会的問題にどんどんなっていってしまいますよね。でもポジティブに、いいところを見てそこをちゃんと伸ばしていくことを考えていけば、悪いことじゃないですよね。

石坂 ある程度、結婚するのに勢いは必要なんです。一方で限られた時間でこの方と結婚するときにこういったこともあるし、ここはやっぱり自分で折り合って譲らなきゃいけない、一部はそういう負担になる部分もある、そういったことをちゃんとご本人同士が納得して結婚に至るというのが大事だと思うので、そこはやはり仲人さんの存在は大きいと思うんですよね。

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