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<超高齢社会×デザイン>
#1-3人生100年時代のキャリアの使い方

人生100年時代、僕なんかまだ第3クォーターも終わってない

山本 自分の子供の世代とか孫の世代に対して、いい日本を残したいというのは日々感じているのですけど、超高齢社会の日本において、これからの勝ち目、先程AIとかロボットとかありましたが、日本の目指すべき社会、中国型、アメリカ型、ヨーロッパ型、色々あると思うのですが、成熟社会日本が次に目指していくところというのも一度お話をさせていただければなと思います。

坂井 そういう状況とテクノロジーを上手く使うという、例えば「Yahoo 知恵袋」は僕の友人が作ったサービスですが、ああいうものをご老人がまだ自分たちが十分蓄えたナレッジ(知識)があるとすると、若者の質問に対して答えてあげるということをSNSでやっていくのも一つのアイデアだろうし。昔風の形にはもう戻れないわけですけどね。進んだテクノロジーの中でどうするかを考えた方が僕はいいと思う。やっぱり全国民が生産性を出すという世界であってほしいと思いますね。

山本 日本はまだ1億2000万人程度人口がいて高齢化が進んでいても、世界一長寿の国で比較的元気な高齢者の方が多い。まだまだ活躍できる社会を作っていければだいぶ変わるんじゃないかと思うのですが、人生100年時代での団塊の世代の方の活躍について少しお聞かせいただければと思います。

坂井 全体的に引退が早すぎると思いますね。僕みたいに19歳から事業を自分でやっている人間は比較的そういうことはクリアしていけるけれども、大企業に入っている方はそういうトレーニングを受けていないし、セカンドキャリアの作り方が課題でしょうね。今おっしゃったように25年間がワンクォーターとすると僕なんかまだ第3クォーターも終わってないわけですよね。まだ第4クォーターが残っている。そう考えるともうちょっと長い目で自分のキャリアの使い方を考えるべきかなと僕は思うんですね。

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